悪徳! ビジネスレスキューとは
- 2017-03/14 (Tue)
- USA動物事情
はーい、東海岸は今シーズン初めての本気の積雪!


GA州から来たドビーは雪はあまり好きではない様子^^;
さてさて今日は”ビジネスレスキュー”と呼ばれる団体について
書いてみたいと思います。
ビジネス(アニマル)レスキューとは、
いっこも動物を救う活動をしていないのに、
活動資金と称して寄付や募金を集めるレスキュー団体のことです。
最近ではSNSの普及のおかげで、
悪徳なレスキュー団体やトラブルも見つけやすくなりましたが
かわりにそう言うツールを利用した、ビジネスレスキューも増えました。
ビジネスレスキューの王道の手口としては、
さもレスキュー活動をしているような
写真や動画をSNS上にUPして寄付を募っています。
例えば、ほかの団体の活動写真を加工&借用して寄付を募ったり、
活動はしないのに、写真を撮るためだけに現場に足を運んだり。
(巧みな表現で自分達がレスキューしたと言う直接的な表現はしてないけど、
一見読んだだけでは自分達が活動したようにも取れる文章を書いています)
あるビジネスレスキューは
きちんと活動していた団体を譲り受け、
実際の活動はしないでSNS上でだけ
過去の活動ばかりをサクセスストーリーとして紹介し、
支援金を募ったりしています。
ウチが知っているビジネスレスキューの中には、
実際の活動もするにはしているんですが、
その活動内容が知人が飼えなくなったペットに新しい家を探しをしているだけで、
フォスターボランティアを抱えているわけでも、
食事や医療費を負担しているわけでもありません。
そして元の飼い主さんからは手数料をもらい、
新しい飼い主さんからも譲渡費用をもらっています。
お金を何に使ってるのかわからないけど、
それ以外にも頻繁にチャリティイベントを開催し、資金を得ています。
実はこの団体には社会的地位のある人が、
名ばかりの役員に名を連ねているのですが、
その人はレスキュー活動を全くしていないのに、
自身のビジネス用のウェブサイトにはしっかりと
「○△レスキューの役員を勤めている」と掲載されています。
このようにビジネスレスキューとはお金以外に
地位や名誉、注目を得る目的で
保護動物や活動を利用していることもあります。
それ以外にも本職はブリーダー(繁殖家)で、
繁殖に使えなくなった犬たちをレスキュー犬と称して譲渡し、
得た譲渡費用で繁殖を繰り返す悪質なビジネスレスキューもあります。
※関連記事:動物を守るための法律が
ウチは数年前、ボラをしていた団体がビジネスレスキューに
乗っ取られたことがありました。
その後、何年も前にウチにいたフォスター犬の写真を
サクセスストーリーとして紹介されていて、嫌な気持ちになりました。
※関連記事:殺処分ゼロの落とし穴
それ以来、けっこうビジネスレスキューには
厳しくなってしまいます、許すって難しいなぁ^^;
ビジネスレスキューはウェブサイトやフェイスブックからだと
きちんと活動をしているレスキュー団体さんと区別がつきにくいのですが、
ウチがビジネスレスキューかどうか判断するポイントを挙げると
1:譲渡可能な動物リストにほとんど動物がいない
2:譲渡可能な動物リストに変動がない
3:災害など人の注目が集まる時以外に活動をしていない
4:無料で使える犬猫の写真などを利用していて、実際の活動写真がない
5:アメリカなら501CとかNPOとしての登録をきちんとしているか
6:寄せられた寄付の金額や使い道を公開しているかどうか
ほかにも掲載されている写真や動画で判断できることもあります。
たとえば「TNRを精力的にしています」って書いてるわりに
写真に掲載されている猫のトラップ(捕獲機)がやたらピカピカで、
トラップも絶対に仕掛けないような場所に置いて撮影されていたので
「なんか不自然やなぁ」って思ってたら
後々、ビジネスレスキューとしてバッシングされていたレスキューもありました。
あと「海外の有名な動物愛護団体と一緒に活動をしてる」とか、
支援者に有名人の名前を掲載しているなど、
”さも”なことを書いている団体さんも、
今はググれば事実かどうか判断できますからね。
なんか引っかかるところがあるなら、
公開されている住所や個人名をググると
何か情報が拾えるかも知れません。
本来、寄付や支援って
保護動物との距離が近くなるすごく楽しいことなのに、
ビジネスレスキューに利用されて、
人々が寄付や支援から遠のいていくのはすごく残念です。
今日掲載したビジネスレスキューはほんの一例で、
ウチもビジネスレスキューに関しては思うところがありますが、
ここに実名で書かないのは
やはり制裁は人が人にするものではないと思っているからで、
でもいつか動物の神様が彼らに
猫パンチと猫キックをお見舞いしてくれると信じています。




さてさて今日は”ビジネスレスキュー”と呼ばれる団体について
書いてみたいと思います。
ビジネス(アニマル)レスキューとは、
いっこも動物を救う活動をしていないのに、
活動資金と称して寄付や募金を集めるレスキュー団体のことです。
最近ではSNSの普及のおかげで、
悪徳なレスキュー団体やトラブルも見つけやすくなりましたが
かわりにそう言うツールを利用した、ビジネスレスキューも増えました。
ビジネスレスキューの王道の手口としては、
さもレスキュー活動をしているような
写真や動画をSNS上にUPして寄付を募っています。
例えば、ほかの団体の活動写真を加工&借用して寄付を募ったり、
活動はしないのに、写真を撮るためだけに現場に足を運んだり。
(巧みな表現で自分達がレスキューしたと言う直接的な表現はしてないけど、
一見読んだだけでは自分達が活動したようにも取れる文章を書いています)
あるビジネスレスキューは
きちんと活動していた団体を譲り受け、
実際の活動はしないでSNS上でだけ
過去の活動ばかりをサクセスストーリーとして紹介し、
支援金を募ったりしています。
ウチが知っているビジネスレスキューの中には、
実際の活動もするにはしているんですが、
その活動内容が知人が飼えなくなったペットに新しい家を探しをしているだけで、
フォスターボランティアを抱えているわけでも、
食事や医療費を負担しているわけでもありません。
そして元の飼い主さんからは手数料をもらい、
新しい飼い主さんからも譲渡費用をもらっています。
お金を何に使ってるのかわからないけど、
それ以外にも頻繁にチャリティイベントを開催し、資金を得ています。
実はこの団体には社会的地位のある人が、
名ばかりの役員に名を連ねているのですが、
その人はレスキュー活動を全くしていないのに、
自身のビジネス用のウェブサイトにはしっかりと
「○△レスキューの役員を勤めている」と掲載されています。
このようにビジネスレスキューとはお金以外に
地位や名誉、注目を得る目的で
保護動物や活動を利用していることもあります。
それ以外にも本職はブリーダー(繁殖家)で、
繁殖に使えなくなった犬たちをレスキュー犬と称して譲渡し、
得た譲渡費用で繁殖を繰り返す悪質なビジネスレスキューもあります。
※関連記事:動物を守るための法律が
ウチは数年前、ボラをしていた団体がビジネスレスキューに
乗っ取られたことがありました。
その後、何年も前にウチにいたフォスター犬の写真を
サクセスストーリーとして紹介されていて、嫌な気持ちになりました。
※関連記事:殺処分ゼロの落とし穴
それ以来、けっこうビジネスレスキューには
厳しくなってしまいます、許すって難しいなぁ^^;
ビジネスレスキューはウェブサイトやフェイスブックからだと
きちんと活動をしているレスキュー団体さんと区別がつきにくいのですが、
ウチがビジネスレスキューかどうか判断するポイントを挙げると
1:譲渡可能な動物リストにほとんど動物がいない
2:譲渡可能な動物リストに変動がない
3:災害など人の注目が集まる時以外に活動をしていない
4:無料で使える犬猫の写真などを利用していて、実際の活動写真がない
5:アメリカなら501CとかNPOとしての登録をきちんとしているか
6:寄せられた寄付の金額や使い道を公開しているかどうか
ほかにも掲載されている写真や動画で判断できることもあります。
たとえば「TNRを精力的にしています」って書いてるわりに
写真に掲載されている猫のトラップ(捕獲機)がやたらピカピカで、
トラップも絶対に仕掛けないような場所に置いて撮影されていたので
「なんか不自然やなぁ」って思ってたら
後々、ビジネスレスキューとしてバッシングされていたレスキューもありました。
あと「海外の有名な動物愛護団体と一緒に活動をしてる」とか、
支援者に有名人の名前を掲載しているなど、
”さも”なことを書いている団体さんも、
今はググれば事実かどうか判断できますからね。
なんか引っかかるところがあるなら、
公開されている住所や個人名をググると
何か情報が拾えるかも知れません。
本来、寄付や支援って
保護動物との距離が近くなるすごく楽しいことなのに、
ビジネスレスキューに利用されて、
人々が寄付や支援から遠のいていくのはすごく残念です。
今日掲載したビジネスレスキューはほんの一例で、
ウチもビジネスレスキューに関しては思うところがありますが、
ここに実名で書かないのは
やはり制裁は人が人にするものではないと思っているからで、
でもいつか動物の神様が彼らに
猫パンチと猫キックをお見舞いしてくれると信じています。
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