アメリカでTNR(地域猫）活動

• 2011-03/02 (Wed)
• TNR(地域猫）活動

※この記事は旧ブログから転写してます。
＆3月は地域猫特集でいきたいと思います！

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2年前から、
地元レスキューの地域猫対策に参加してます☆
※地域猫？　→HERE

アメリカで地域猫は
Trap Neuter Release
（罠でとらえ、避妊/去勢　元の場所へ戻す）
と言い略してTNRと呼ばれます☆



地域猫はまず、
野良猫の多い地域にわなを仕掛けて猫を捕獲します。

捕獲した猫はすべて避妊・去勢手術をします。

そして人懐っこい性格の猫や子猫は
新しい飼い主さん探しの対象になり、
フォスターホームに預けられます☆

※人に懐かない性格の猫は元の場所に、
また妊娠している猫は子供を産ませた後、
出産3ヵ月後までは一時預かりし、
その後、避妊&去勢手術をしてもとの場所に戻しますー。

 
左耳の先をカットしてるのは不妊去勢済みのしるし。
きんぎょも地域猫活度で捕獲した子でした☆

ボルチモアではTNRはまだ、
法律で認められていませんが
でもここ数年で認知度が高まり、
協力してくれる獣医さんや保健所が増えました。

今でこそ地域住人の方と協力してスムーズに捕獲できてるけど、
数年前に始めたときは拳銃を持ったグループに
「猫代を渡せ！」と脅されたり、
（注：猫は野良猫です）
術後の猫を元に戻しに行ったり、
「猫を連れて帰らなきゃ殺すぞ！」と脅されたりも。

夜中にこっそり猫を保護したり、
覆面でスラム街に入ったり・・・。

ここでは書けない懐かしい思い出（笑）。

寒い冬の間はちょっとキツイ作業やけど、
猫を捕獲した帰り道は、
車の中がにぎやかですごい楽しいです。

日本と同じように、
アメリカでも殺処分される動物を減らすためには
猫の避妊と去勢が不可欠です。

1匹のメス猫が6匹子どもを産んで、
そのうち3匹が避妊をしていないメス猫で
同じように6匹、3匹のメス猫を生んだとしたら、
1年間で1匹の猫が50匹以上増える計算になります
※クマでもわかる避妊と虚勢

 

地道な作業ですがTNRの功績が認められ、
近々ボルチモアでは合法になる見通し。

次回はTNRの現場をリポートしたいと思います！