不妊手術後も続くTNR活動
- 2014-03/26 (Wed)
- TNR(地域猫)活動
TNR活動(地域猫)は不妊手術
をして終了ではありません
。
※アメリカのTNR活動読む?
TNR活動記事一覧
今日は今まで非公開にしていた、
おおよそ300匹の猫
の不妊手術
に成功した後、
給餌を続ける猫レスキューの活動を紹介したいと思います☆
ウチが週に4日ほど
不妊手術の住んだ地域猫に給餌活動
をしているのは
ボルチモアのダウンタウンにあるゲットーと呼ばれるスラム街。
ドアや窓にコンパネが張り付けてある家は空き家ですが、
スクワッターと呼ばれる不法占拠者が済んでいたり、
ドラッグの売買やギャングのアジトに使われています。

お水とフードを給餌。フードはウェットとドライを混ぜて。
この季節は水が凍る
のでウェットの比重を多くします
もともと地元住人の方が何十年と餌やりをやっていて、
給餌を定期的に始める数年前から、
この方と一緒に野良猫の不妊手術を始めていました。
そのため地域の人にもTNR&給餌活動が知られているし、
地元住人の方が餌やりをリタイアされて任された後も、
この活動に文句を言う人はあまりいません。

ゴミの中には寝床やフード入れに使えるトレイなどもたくさん 。

ガレキやコンパネが、猫や餌を雨風からしのいでくれます
ソファーやベッドのマットレスも捨ててあって、
猫にはかっこうの日向ぼっこスペース

。
(この日は雪
でお昼寝猫
は見かけませんでしたー)
不法投棄のごみや、
スクワッターの人は路地裏で排せつをしているような街なので、
猫の排せつや行動に文句を言う人はいないですね。
いい意味でも悪い意味でも野良猫になんか無関心。
(そのため動物虐待などもスルーされてしまいます)
空き家から給餌を見守るニャンコ☆
これまでの7年間でこのスラム街の
(新宿南口から代々木駅くらいの広さ)
96%の猫が不妊手術をしてあるため、
ほとんどの猫は手術済みの耳カット
してます。
数年前までこのエリアは野良猫を捕まえることやTNR活動が違法で、
ブログでも活動報告が出来ませんでしたが、
今は市営のシェルターがTNR活動を推奨しています。
不妊去勢手術はシェルターからの支援で、
給餌用のフードは自腹がほとんどですが、
最近はペットフードメーカーやペットストアからも
物資支援をしてもらえています。
地域猫は頭数を管理しています。
週四回の給餌以外に医療手当や予防接種も更新し、
どの子も野良猫
とは思えないほどコロコロです
笑。
場所が場所なので決して安全ではありません。
給餌中、銃声を聞いたり強盗と遭遇したり。
でも地元住人の方のペットの医療費やペットフードを支援したりして、
住人たちとの関係は意外と良好
なんですよね。
自分の裏庭で給餌
をしてくれる人やお店も
少しずつ増えてきていいます。
TNR活動は不妊手術をしたら終りと言う訳ではありません。
一代限りと言っても手術をした地域猫たちには、
人による継続的なケアが必要になってきます

(野良猫は家猫より平均的に寿命が短いです)

軒下で給餌メンバーを待つ猫
この活動には資金
やマンパワーの確保はモチロン、
なによりも地元住人の方の理解や協力が不可欠です
。
最初、スラム街に入ったころは、
地元住人の中には仕事がなかったり、
病気や貧困などで何かしらの援助が必要な場合、
“猫に給餌”と言うのはなかなか理解してもらえませんでした。
でも雨の日
も雪の日
も活動を継続して続け、
次第にアジア人のウチでもスラム街に溶け込むようになり(!)、
活動が認知&支援者も少しづつ増えてきました。
実際に違法だった時から何年もTNRや給餌活動している人がいて、
その実績を認める形で、
市がTNRの支援を始める&法的に野良猫を守るという奇跡が起きました。
(名目としては動物虐待の防止や狂犬病の蔓延を防ぐというのもあります)
こうして人同士の譲歩や交流、理解が生まれた時、
言葉で言い表せない”絆”と言うのを、ビンビン感じます
。
そんな人たちの暮らしている景色にはいつも、
穏やかに暮らしている犬や猫の姿があるように思います。


※アメリカのTNR活動読む?

今日は今まで非公開にしていた、
おおよそ300匹の猫


給餌を続ける猫レスキューの活動を紹介したいと思います☆
ウチが週に4日ほど
不妊手術の住んだ地域猫に給餌活動

ボルチモアのダウンタウンにあるゲットーと呼ばれるスラム街。



スクワッターと呼ばれる不法占拠者が済んでいたり、
ドラッグの売買やギャングのアジトに使われています。



この季節は水が凍る

もともと地元住人の方が何十年と餌やりをやっていて、
給餌を定期的に始める数年前から、
この方と一緒に野良猫の不妊手術を始めていました。
そのため地域の人にもTNR&給餌活動が知られているし、
地元住人の方が餌やりをリタイアされて任された後も、
この活動に文句を言う人はあまりいません。








ソファーやベッドのマットレスも捨ててあって、
猫にはかっこうの日向ぼっこスペース



(この日は雪


不法投棄のごみや、
スクワッターの人は路地裏で排せつをしているような街なので、
猫の排せつや行動に文句を言う人はいないですね。
いい意味でも悪い意味でも野良猫になんか無関心。
(そのため動物虐待などもスルーされてしまいます)


これまでの7年間でこのスラム街の
(新宿南口から代々木駅くらいの広さ)
96%の猫が不妊手術をしてあるため、
ほとんどの猫は手術済みの耳カット





数年前までこのエリアは野良猫を捕まえることやTNR活動が違法で、
ブログでも活動報告が出来ませんでしたが、
今は市営のシェルターがTNR活動を推奨しています。
不妊去勢手術はシェルターからの支援で、
給餌用のフードは自腹がほとんどですが、
最近はペットフードメーカーやペットストアからも
物資支援をしてもらえています。


週四回の給餌以外に医療手当や予防接種も更新し、
どの子も野良猫


場所が場所なので決して安全ではありません。
給餌中、銃声を聞いたり強盗と遭遇したり。
でも地元住人の方のペットの医療費やペットフードを支援したりして、
住人たちとの関係は意外と良好

自分の裏庭で給餌

少しずつ増えてきていいます。

TNR活動は不妊手術をしたら終りと言う訳ではありません。
一代限りと言っても手術をした地域猫たちには、
人による継続的なケアが必要になってきます



(野良猫は家猫より平均的に寿命が短いです)



この活動には資金

なによりも地元住人の方の理解や協力が不可欠です


最初、スラム街に入ったころは、
地元住人の中には仕事がなかったり、
病気や貧困などで何かしらの援助が必要な場合、
“猫に給餌”と言うのはなかなか理解してもらえませんでした。
でも雨の日


次第にアジア人のウチでもスラム街に溶け込むようになり(!)、
活動が認知&支援者も少しづつ増えてきました。
実際に違法だった時から何年もTNRや給餌活動している人がいて、
その実績を認める形で、
市がTNRの支援を始める&法的に野良猫を守るという奇跡が起きました。
(名目としては動物虐待の防止や狂犬病の蔓延を防ぐというのもあります)
こうして人同士の譲歩や交流、理解が生まれた時、
言葉で言い表せない”絆”と言うのを、ビンビン感じます



そんな人たちの暮らしている景色にはいつも、
穏やかに暮らしている犬や猫の姿があるように思います。
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