トイレトレーニング、基本。
- 2016-06/29 (Wed)
- Foster Dogs&Cats
今日は犬のトイレトレーニングを紹介しまーす。
といってもネットで拾えるようなことしかしていませんが、
小さく参考になればうれしいです☆
シェルター(保健所)から来るワンコの多くは
トイレトレが出来ていません。
噛む、壊す、吠えると言ったアグレッシブな習慣と同じように、
トイレトレーニングが理由で捨てられるワンコも少なくありません。
5,6歳の成犬でも出来ない子が結構、多いんですよね。
特に大型の子は一回のオシッコの量が半端ないし、
外に繋がれたままとか劣悪な環境で飼われている子も少なくありません。


以前いたジンジャーもおしっこを覚えないと外飼育され、
フィラリアにかかってしまっていました。
トイレトレーニングが済んでいると言うのは里親探しでもすごく有利です。
なのでフォスターの家ではトイレも犬に教えるんです。
犬はパブロフの犬の法則でおしっこをします。
フォスター犬たちの我が家での最終目的は、
「芝生の上でおしっこをする」ことになるので、
芝生の上を歩くと条件反射でおしっこをするように犬に癖をつけていくんです。
すぐに芝生とおしっこを関連付けられる子なら
成犬でも2,3日で外トイレを覚えるんですが、
これには個体差があります。
犬種や年齢はあまり気にしません、個体差!個性!
なのでいきなり「芝生の上」を目標にしないで、
いろいろな物事とおしっこを条件付けて、
少しずつステップアップさせていきます。
でもシェルターから来る子は
どれくらいの時間の感覚でおしっこをするのかとか、
何をしたらおしっこをしたくなるのか、
水はどのくらい飲むのかなどの経歴がまったくわからないので、
おしっこした時間、飲んだ水、食べたもの、遊んだ時間などを
メモ紙に詳細に書きとめていきます。
「飲食後30分、遊んだ直後、寝起き、床をクンクンし始めたら」は定番ですが、
何の前触れもなくおしっこをする犬もたくさんいます。
なのでその子オリジナルのスケジュールを把握するためにも
メモ紙は必須、失敗したときの原因も見つけやすいのでおススメです。
あまりにもおしっこや水を飲む回数が多いと病気の可能性もあり、
早期発見にも役立ちます。


ノートを一冊作っておくと獣医さんにいく時も便利。
ウチはイラストを描いてもらっているupcheekaさんの育児手帳を愛用してます
おしっこトレーニングをするのに欠かせないのが
クレートやプレイペンと言われる犬を入れておけるスペースです。
同時にクレートトレーニングにもなるので
トイレトレ中のワンコはクレートで寝てもらいます。
犬は自分の寝床を汚さない=クレートでおしっこをしなくなります
人も寝てる間は頻繁にトイレに行かないのと同じように
犬もあまり動かないと尿意を催さないので
クレートなどに入れている間はめったにおしっこをしません。
あと、おしっこを失敗した時でも
限られたスペースなので掃除も楽チンです。
この間に外出や自分の用事をダーーーッとやってしまいます。
我が家ではクレートの中でおしっこをしなくなったら
トイレトレは90%成功としています

クレートでおしっこをしたくないので夜中に尿意を催すと鳴きます。
なのでトイレトレ中は夜中も2時間ごとに起きることもあります
でもまだまだ、じゅうたんの上などでアクシデントはあります。
嗅覚からの刺激もありますが、
犬は足の裏の感覚から条件反射でおしっこをしてしまうんですよね。
じゅうたんの上で何度もミスをさせてしまうと
じゅうたんとおしっこが条件付けされてしまうので、
ここは忍耐と注意力が必要になりますが、
徹底的に芝生でおしっこをする機会を増やします。
(日本の方なら芝生をトイレシートに置き換えてください)
足の芝生を踏む感覚と尿意を関連付けさせるんです。
芝生とおしっこを条件付ける方法は、
芝生でおしっこをすれば良い事が起こると言う経験を
犬に覚えさせることです。
ほめる、おもちゃで遊んでやる、撫でる、
おかしをあげる、(庭なら)リードを外して自由にしてやるetc
その子が喜ぶことをしまくります。
でもこのポジティブな条件付けはタイミングを間違うと、
排泄の前にコーフンしてしまい
おしっこを忘れてしまったり、途中でやめる子がいるので、
おしっこを出し切ったタイミングで良い経験(ご褒美)をあげます。
そして排泄中に「ピーピー」や「シーシー」など声かけをして
聴覚でもおしっことコマンドを関連付けします。
1:寝床を教える
2:おしっこを失敗させない(犬のおしっこをマネジメントする)
3:おしっこを正確に条件付ける(芝生など)
4:(3の前に)正しい場所でのおしっことプラスの経験を関連付ける
5:おしっこを意味する言葉(コマンド)を排泄中に関連付ける
これが基本になります。
覚えられないと言うと悪い印象になりますが、
この基本がなかなか進まない子もいます。
よく「○才なのに粗相をする」とか「前の犬と違う」と相談を受けますが、
覚えられないことも、その子の個性なんですよね。
ウチも小学校4年生までおねしょしてたんで、
犬に悪気がないことも飼い主さん(親)のストレスも良くわかります。
そこで、おしっこたれ仲間からお願いです。
犬に悪気がないことは叱らないでください!!
失敗するとおしっこに顔を押し付けたり、
怒鳴ったり、叩いたりする飼い主さんもいますが、
すると犬は怒られた怖い経験とおしっこを条件付けしてしまい、
排泄を我慢して病気になる子や、
飼い主さんにおびえてしまう子もいます。
それ以外にも叱られるストレスから、
ほかの問題行動を誘発してしまうことが多々あるんです。
間違った条件付けは本当に犬を苦しめてしまいます!

間違った条件付けをされたワンコ。
以前パピーミル(繁殖工場)からレスキューした
生まれてずっとクレートに閉じ込めらていたこの子は
排泄もクレートの中でしかした事がなく、
なかなか外でおしっこが出来ませんでした。
それ以外にも排泄物を食べたり、歩くことを怖がったり、
普通の犬が使う食器から水が飲めなくなっていました
多分今まで100匹くらいワンコがうちに来て、
たくさんのワンコのトイレトレに付き合いましたが、
次回はほんとーーーに大変だったフォスター犬の
トイレトレのプロセスを紹介したいと思いまーす。
といってもネットで拾えるようなことしかしていませんが、
小さく参考になればうれしいです☆
シェルター(保健所)から来るワンコの多くは
トイレトレが出来ていません。
噛む、壊す、吠えると言ったアグレッシブな習慣と同じように、
トイレトレーニングが理由で捨てられるワンコも少なくありません。
5,6歳の成犬でも出来ない子が結構、多いんですよね。
特に大型の子は一回のオシッコの量が半端ないし、
外に繋がれたままとか劣悪な環境で飼われている子も少なくありません。




フィラリアにかかってしまっていました。
トイレトレーニングが済んでいると言うのは里親探しでもすごく有利です。
なのでフォスターの家ではトイレも犬に教えるんです。
犬はパブロフの犬の法則でおしっこをします。
フォスター犬たちの我が家での最終目的は、
「芝生の上でおしっこをする」ことになるので、
芝生の上を歩くと条件反射でおしっこをするように犬に癖をつけていくんです。
すぐに芝生とおしっこを関連付けられる子なら
成犬でも2,3日で外トイレを覚えるんですが、
これには個体差があります。


なのでいきなり「芝生の上」を目標にしないで、
いろいろな物事とおしっこを条件付けて、
少しずつステップアップさせていきます。
でもシェルターから来る子は
どれくらいの時間の感覚でおしっこをするのかとか、
何をしたらおしっこをしたくなるのか、
水はどのくらい飲むのかなどの経歴がまったくわからないので、
おしっこした時間、飲んだ水、食べたもの、遊んだ時間などを
メモ紙に詳細に書きとめていきます。
「飲食後30分、遊んだ直後、寝起き、床をクンクンし始めたら」は定番ですが、
何の前触れもなくおしっこをする犬もたくさんいます。
なのでその子オリジナルのスケジュールを把握するためにも
メモ紙は必須、失敗したときの原因も見つけやすいのでおススメです。
あまりにもおしっこや水を飲む回数が多いと病気の可能性もあり、
早期発見にも役立ちます。




ウチはイラストを描いてもらっているupcheekaさんの育児手帳を愛用してます
おしっこトレーニングをするのに欠かせないのが
クレートやプレイペンと言われる犬を入れておけるスペースです。
同時にクレートトレーニングにもなるので
トイレトレ中のワンコはクレートで寝てもらいます。


人も寝てる間は頻繁にトイレに行かないのと同じように
犬もあまり動かないと尿意を催さないので
クレートなどに入れている間はめったにおしっこをしません。
あと、おしっこを失敗した時でも
限られたスペースなので掃除も楽チンです。
この間に外出や自分の用事をダーーーッとやってしまいます。
我が家ではクレートの中でおしっこをしなくなったら
トイレトレは90%成功としています


なのでトイレトレ中は夜中も2時間ごとに起きることもあります
でもまだまだ、じゅうたんの上などでアクシデントはあります。
嗅覚からの刺激もありますが、
犬は足の裏の感覚から条件反射でおしっこをしてしまうんですよね。
じゅうたんの上で何度もミスをさせてしまうと
じゅうたんとおしっこが条件付けされてしまうので、
ここは忍耐と注意力が必要になりますが、
徹底的に芝生でおしっこをする機会を増やします。
(日本の方なら芝生をトイレシートに置き換えてください)
足の芝生を踏む感覚と尿意を関連付けさせるんです。

芝生とおしっこを条件付ける方法は、
芝生でおしっこをすれば良い事が起こると言う経験を
犬に覚えさせることです。
ほめる、おもちゃで遊んでやる、撫でる、
おかしをあげる、(庭なら)リードを外して自由にしてやるetc
その子が喜ぶことをしまくります。

でもこのポジティブな条件付けはタイミングを間違うと、
排泄の前にコーフンしてしまい
おしっこを忘れてしまったり、途中でやめる子がいるので、
おしっこを出し切ったタイミングで良い経験(ご褒美)をあげます。
そして排泄中に「ピーピー」や「シーシー」など声かけをして
聴覚でもおしっことコマンドを関連付けします。
1:寝床を教える
2:おしっこを失敗させない(犬のおしっこをマネジメントする)
3:おしっこを正確に条件付ける(芝生など)
4:(3の前に)正しい場所でのおしっことプラスの経験を関連付ける
5:おしっこを意味する言葉(コマンド)を排泄中に関連付ける
これが基本になります。
覚えられないと言うと悪い印象になりますが、
この基本がなかなか進まない子もいます。
よく「○才なのに粗相をする」とか「前の犬と違う」と相談を受けますが、
覚えられないことも、その子の個性なんですよね。
ウチも小学校4年生までおねしょしてたんで、
犬に悪気がないことも飼い主さん(親)のストレスも良くわかります。
そこで、おしっこたれ仲間からお願いです。
犬に悪気がないことは叱らないでください!!
失敗するとおしっこに顔を押し付けたり、
怒鳴ったり、叩いたりする飼い主さんもいますが、
すると犬は怒られた怖い経験とおしっこを条件付けしてしまい、
排泄を我慢して病気になる子や、
飼い主さんにおびえてしまう子もいます。
それ以外にも叱られるストレスから、
ほかの問題行動を誘発してしまうことが多々あるんです。
間違った条件付けは本当に犬を苦しめてしまいます!


以前パピーミル(繁殖工場)からレスキューした
生まれてずっとクレートに閉じ込めらていたこの子は
排泄もクレートの中でしかした事がなく、
なかなか外でおしっこが出来ませんでした。
それ以外にも排泄物を食べたり、歩くことを怖がったり、
普通の犬が使う食器から水が飲めなくなっていました
多分今まで100匹くらいワンコがうちに来て、
たくさんのワンコのトイレトレに付き合いましたが、
次回はほんとーーーに大変だったフォスター犬の
トイレトレのプロセスを紹介したいと思いまーす。
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