犬の傷害事件、悪いのは誰!?
- 2012-02/20 (Mon)
- 我が家の犬猫たち
【追記】
この記事は3年前のブログからの転載です
・・・元記事・・・
ちょっと長いですが
良ければ読んで下さい。
先日、ひなた
との散歩中の出来事です。
最近ずっと暑いので、
日のかげる夕方になると
犬OKのウチのアパートや
近所のワンコたちはいっせいにお出かけします。
ひなたは犬フレンドリーな犬やけど、
ご近所には気の荒いワンコも多いので、
知らないワンコや飼い主さんが向かいから来たときは
方向を変えたり、
なるべく接触しないようにしていました。
その場所は丁度T字路になっていて、
ウチとひなたはTのタテの部分を北上。
右に曲がった所で、
顔見知りで犬がNGの中型犬がいたので
後ろ向きに方向変換、
T字路の左側へとお散歩コースを変えました。
そしたら15mくらい前方から
中年のオバサンが二人。
一人はビーグルを4匹、
もう一人の方は大きなジャーマンシェパードを2匹連れていて、
そのジャーマンシェパード2匹が
ひなためがけて突進してきました。
引っ張られた飼い主さんは
リードを手放し、地面に転がっています。
2匹の犬は一瞬でひなたに噛みつき、
パニクったウチは片手でどうにか1匹のシェパは捕らえたけども、
相手は50キロもあるシェパード、押さえるのに手一杯です。
そしてもう1匹はひなたに覆いかぶさって噛みつき、
ひなたのキャンキャンと言う鳴き声とシェパードの唸り声、
シェパードを加勢するビーグルの鳴き声が
通りに響きました。
悪いことにこのシェパードはリードも首輪も
ぶっといチェーンタイプ&スパイクカラーで
握ってコントロールしようとすると手を怪我します。
後で見たら転んだ飼い主さんの手も摩擦で血だらけでした。
ウチも残った足でリードを踏んづけようとしたけど、
太いチェーンは不安定で上手く踏めず、
逆にシェパードの力に負けて転びそうになります。
結局、シェパードをひなたかも知れないけど、
何度か蹴りました、ごめんなさい。
もちろん大きなシェパードは蹴られてもびくともしないで
唸ったままひなたに噛みついて離しません。
最後はビーグルを持ってた女性が
ビーグルをどっかに固定して(多分)、
このジャーマンシェパードを連れて行きました。
毛が多くて一瞬わからないけど、
ひなたの体は牙の刺さった噛み傷&ハゲだらけ。


シェパード2匹は予防接種を受けてるらしいし、
ひなたもその後何事もなかったように歩いてたけど、
怪我が多いので念のため動物病院へ。

病院で検査中のひなた。
本人は病院大好きなんでむしろ楽しそうです、安心―。
病院で事情を説明したら
「アニマルコントロール(動物管理局)に連絡した?」
と聞かれました。
ウチの住む州では、
ジャーマンシェパードが人や犬に噛みついた場合、
飼い主さんは殺処分するよう法律で決まっています。
アニマルコントロールに報告すれば、
きっとシェパは処分の対象になることは判ってたし、
「怪我が大したことないし、
飼い主さんにはマズルをつけるように注意したから」
と説明しました。
今、シェルターには毎日、
性格のおとなしい犬でさえ
手放す飼い主さんがたくさんいます。
その現実を知ってるだけに
アグレッシブな犬でも飼育されている犬には
どうにかそのまま飼って欲しいと思ってました。
この飼い主さんは、
「前にも犬を襲ってるのよ」
と困った顔で、残ったもう1匹のシェパードを
ウチの手から取り上げました。
「You're Bad Dog!」
何度もその犬を叩きます。
犬を襲ったことがあるならなんでマズルをつけない?
そんな大きな犬2匹をどうして一人で散歩させるの?
ジャーマンシェパードは、
ヨーロピアンエイジ系の頭脳明晰なワーキングドッグで
適切な環境としつけをすれば子守りにも適した犬種で、
盲導犬や介護犬にもなれる犬種やのに。
シェパードについてはモチロン、
この飼い主さんは州法も知りませんでした。
悪いのは犬やない。
いつでも人間。
せやのになんで犬が処分されるん?
ひなたを噛んだジャーマンシェパード。
こんな飼い主さんに返したくなかった。
犬を叩く飼い主さんを殴りたかった。
保健所に連れてこられる犬よりも、
終生飼育される犬のほうが幸せやと思ったけど、
生きながら“犬として死んでる”飼い犬がたくさんいる。
犬種を知ること、
犬の社会化やトレーニング、
しつけツールの正しい使い方。
このペット先進国のアメリカでさえ、
まだまだ、まだまだ。
この経験をバネにして、
レスキュー活動や動物事情の周知に
これからもっと励めればと思ってます。
とにかくひなたが無事でよかった!
この記事は3年前のブログからの転載です
・・・元記事・・・
ちょっと長いですが
良ければ読んで下さい。
先日、ひなた

最近ずっと暑いので、
日のかげる夕方になると
犬OKのウチのアパートや
近所のワンコたちはいっせいにお出かけします。
ひなたは犬フレンドリーな犬やけど、
ご近所には気の荒いワンコも多いので、
知らないワンコや飼い主さんが向かいから来たときは
方向を変えたり、
なるべく接触しないようにしていました。
その場所は丁度T字路になっていて、
ウチとひなたはTのタテの部分を北上。
右に曲がった所で、
顔見知りで犬がNGの中型犬がいたので
後ろ向きに方向変換、
T字路の左側へとお散歩コースを変えました。
そしたら15mくらい前方から
中年のオバサンが二人。
一人はビーグルを4匹、
もう一人の方は大きなジャーマンシェパードを2匹連れていて、
そのジャーマンシェパード2匹が
ひなためがけて突進してきました。
引っ張られた飼い主さんは
リードを手放し、地面に転がっています。
2匹の犬は一瞬でひなたに噛みつき、
パニクったウチは片手でどうにか1匹のシェパは捕らえたけども、
相手は50キロもあるシェパード、押さえるのに手一杯です。
そしてもう1匹はひなたに覆いかぶさって噛みつき、
ひなたのキャンキャンと言う鳴き声とシェパードの唸り声、
シェパードを加勢するビーグルの鳴き声が
通りに響きました。
悪いことにこのシェパードはリードも首輪も
ぶっといチェーンタイプ&スパイクカラーで
握ってコントロールしようとすると手を怪我します。
後で見たら転んだ飼い主さんの手も摩擦で血だらけでした。
ウチも残った足でリードを踏んづけようとしたけど、
太いチェーンは不安定で上手く踏めず、
逆にシェパードの力に負けて転びそうになります。
結局、シェパード
何度か蹴りました、ごめんなさい。
もちろん大きなシェパードは蹴られてもびくともしないで
唸ったままひなたに噛みついて離しません。
最後はビーグルを持ってた女性が
ビーグルをどっかに固定して(多分)、
このジャーマンシェパードを連れて行きました。
毛が多くて一瞬わからないけど、
ひなたの体は牙の刺さった噛み傷&ハゲだらけ。


シェパード2匹は予防接種を受けてるらしいし、
ひなたもその後何事もなかったように歩いてたけど、
怪我が多いので念のため動物病院へ。


本人は病院大好きなんでむしろ楽しそうです、安心―。
病院で事情を説明したら
「アニマルコントロール(動物管理局)に連絡した?」
と聞かれました。
ウチの住む州では、
ジャーマンシェパードが人や犬に噛みついた場合、
飼い主さんは殺処分するよう法律で決まっています。
アニマルコントロールに報告すれば、
きっとシェパは処分の対象になることは判ってたし、
「怪我が大したことないし、
飼い主さんにはマズルをつけるように注意したから」
と説明しました。
今、シェルターには毎日、
性格のおとなしい犬でさえ
手放す飼い主さんがたくさんいます。
その現実を知ってるだけに
アグレッシブな犬でも飼育されている犬には
どうにかそのまま飼って欲しいと思ってました。
この飼い主さんは、
「前にも犬を襲ってるのよ」
と困った顔で、残ったもう1匹のシェパードを
ウチの手から取り上げました。
「You're Bad Dog!」
何度もその犬を叩きます。
犬を襲ったことがあるならなんでマズルをつけない?
そんな大きな犬2匹をどうして一人で散歩させるの?
ジャーマンシェパードは、
ヨーロピアンエイジ系の頭脳明晰なワーキングドッグで
適切な環境としつけをすれば子守りにも適した犬種で、
盲導犬や介護犬にもなれる犬種やのに。
シェパードについてはモチロン、
この飼い主さんは州法も知りませんでした。
悪いのは犬やない。
いつでも人間。
せやのになんで犬が処分されるん?
ひなたを噛んだジャーマンシェパード。
こんな飼い主さんに返したくなかった。
犬を叩く飼い主さんを殴りたかった。
保健所に連れてこられる犬よりも、
終生飼育される犬のほうが幸せやと思ったけど、
生きながら“犬として死んでる”飼い犬がたくさんいる。
犬種を知ること、
犬の社会化やトレーニング、
しつけツールの正しい使い方。
このペット先進国のアメリカでさえ、
まだまだ、まだまだ。
この経験をバネにして、
レスキュー活動や動物事情の周知に
これからもっと励めればと思ってます。
とにかくひなたが無事でよかった!
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