クマでもわかる、社会化の話
- 2011-02/25 (Fri)
- クマでもわかる、動物事情
【追記】
過去記事の写真が消えてしまいました。
過去記事の写真が消えてしまいました。
SUNSHINESMILEで作成したビデオを貼っておきます。
念のため写真のない元記事も残しておきます。
念のため写真のない元記事も残しておきます。
(2020年7月)
・・・元記事・・・
・・・元記事・・・
旧ブログより記事転写中~☆
・・・・・・・
前回もちょこっと触れたけど、
ヨーロッパ諸国、ドイツ、イギリス、アメリカ、オーストラリアetc
多くの先進国では日本のように
ペットショップで動物を売ってません


(以下、生体展示販売と書きます)
ウチも初めてアメリカに来た時は、
ペットショップで動物が売ってなくて、
(魚や鳥、モルモットは販売してます)
「アメリカの人ってどこで動物を入手するんやろー」
ってしばらくの間、不思議でした



※アメリカのペットショップ?→ペットストアと言う
と言うのもアメリカでは
動物の社会化や、
犬や猫を悪い環境で繁殖するパピーミルと呼ばれる、
悪者ブリーダーさんの存在が広く知れ渡っていて、
アメリカの多くのペットストアでは、
生体展示販売をしない傾向が強いです。




個人経営のようなペットストアでは
生体展示販売をしている所もあります。
“ペットの入手はペットショップから”
がメジャーな日本

なんでペットショップで動物の販売をしないほうがいいのか、
今日は社会化から書いていきたいと思います



動物が生まれてから
しばらくの時間を“社会化”と言います。
この時間

犬や猫の場合は
生後8週間が社会化になります☆
子犬や子猫は生まれると、
人と同じように親や兄弟と一緒に育ちます。
お母さんのおっぱい

病気にならないたくさんの栄養

赤ちゃんのころに母乳で育った子供は、
大きくなっても健康で強い子になります。



また兄弟やお母さんと一緒に育った赤ちゃんは、
共同生活や遊びを通じて、
「どのくらい噛んだら痛いか」
「飛びかかるとお母さんに怒られる」
などなどたくさんのお行儀や
犬なら犬語を、猫なら猫語を勉強




このお母さんや兄弟と一緒に
育ち勉強する時期を
社会化と言います。

猫

グループ(群れ)で生きる動物ではないけど、
集団生活でゆるやかに社会化を身につけていきます。
そしたら日本

生後間もない赤ちゃん動物が
ペットショップの狭いショーケースの中で
社会化期を一人で過ごすと、
動物たちはどうなるでしょう

まず、健康面

イロイロ心配ごとが出て来ます。
お母さんのおっぱいで守られていないのに、
赤ちゃんはバイ菌がたくさんいる
うんこさん

24時間営業のペットショップでは
1日中光に照らされぐっすり眠る



これでは病気になっても仕方ありません。



またお母さんから
うんこさん

教えてもらっていない子は
うんこさんを食べてしまったり

なかなかトイレの場所を覚えられなかったりします



モチロン、人が根気よく動物に教えることもできるけど、
犬語や猫語を覚えていない動物たちは、
日本語がわからないのに英語の宿題

人の言葉を聞いても
理解できないことが多いです



赤ちゃんのころに
遊びながら勉強することをしなかった動物が
ペットショップから人の家に連れてこられると言うのは
突然言葉も文化も違う国



ほかの動物や人がしゃべる言葉や
態度が理解できなくて、
パニックになってしまいます。


パニックになった犬や猫は
すごくたくさん吠えたり、
人やほかの動物が近づかないように
うなって威嚇したり、
すぐに噛みついたり、引っかいてしまったりと、
人の手に負えないような
たくさんの問題行動


これらは、
大きくなってから
正しいトレーニングを受ければ直せるけど、
好奇心旺盛な子供のころと違い、
大きくなった動物たちは
用心深く、臆病で、傷つきやすくなっています


出来れば動物たちに、
そんな苦しい経験や、
難しくなってから勉強させたくないですよね?
それで外国

赤ちゃんがお母さんや兄弟と
楽しく勉強している間は
離れ離れにならないように、
生後8週間の動物を売ったり、譲ったりすることを
法律で禁止

動物の未来を守っているんです



これが外国のペットショップで
動物を売らない理由の一つ


次は別の理由
“悪者ブリーダー パピーミル”に続きます~☆
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