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ペットロス ペットのおくり方

今週号の女性セブン「ペットロスにならない愛犬、愛猫の送り方」
お話をさせて頂いています。



女性セブン掲載号表紙

編集部から連絡があったのはカヤがなくなった数ヶ月後、
ちょうど友達がペットを立て続けに亡くしていて、これも奇遇かなって。

ペットロス予防ではないのですが、
小さな頃から犬猫などと育ってたくさんのお別れをしてると、
どの子に対しても毎日全力で接する癖みたいなのはあります。
それでも動物の死後は後悔や未練が残るのですが、
毎日のお散歩、良い食事、ブラシ、コミュニケーションetcは
もし自分や動物に何かあって明日できなくなってもなるべく悔いのないようにって、
強い気持ちがありますね。

夫と犬猫の看病や安楽死については常日頃から話し合ってたんですけど、
実際にその時が来て、獣医さんに即安楽死を勧められた時は迷いました。
めっちゃ悩んで泣いて結局は、決めていた通り家で見送ったんですが、
たまたまカヤがそれで苦しまなかっただけで、
決して正解のない判断ですよね、今でも時々それで良いのかなーって考えます。

レスキュー活動ではペットロスの相談や経験を伺う機会も多いのですが、
「ペットロス」と最初に聞いた印象は、
長く家族として暮らした動物をなくして
ペットロスにならないほうが不自然な気もしました。

中には「夫に怒られる」「家の中が暗くなる」って
悲しみを外に表現しないで、
何年も後悔や寂しさを秘めたまま、
内側で時間を止めてしまう飼い主さんも少なくありません。
そう言うお話を聞いていると、
悲しみを無理に操作すると余計に長引くんじゃないかなーとも思います。


ペットと別れてしまうと出会えた喜びよりも
悲しみや、後悔や罪悪感を強く感じて先へ進めないんです。
日常生活に戻っても突然泣けてきたり、気持ちが沈んだり。

ウチの感覚としてはそれもペットと暮らした記録と言うか、
月日が経っても時々、

そんな気持ちの波が押し寄せてくるのは当たり前なのかなーと思ってます。

ただ、何年も悲しいだけとか、
ずーっと生きてる意義が見つからないってなると、
もう問題はペットロスだけじゃなくて、
元々の性格を見直す大規模な軌道修正の時期なんじゃないかなーって、
人生の節目を迎えているような印象を受けます。

これは悲しいとかネガティブな感情だけじゃなく、
どんな気持ちや考え方でもずっと長ーーくととどまってるって、
健康じゃなくなってるんやと思います。

何度も繰り返し同じような考え方や対応をしてると
脳みそがそのやり方を覚えると言うか、
気持ちや性格にも癖がついちゃって、
ついつい
そっちに流れてしまうんですよね。

きっとペットロスになる以前から、
ある条件下ではそう言う反応や弱さがあったんじゃないかなーって。
表面化してなくても素因は蓄積してたように思います。

ペットロスはそう言う生きにくい弱さを、
ペットが一緒に天国に持ってって浄化してくれる機会なんじゃないかなーって
自分の時もすごく感じたんですよね。

その過程で出てくる弱さやコントロール出来ない気持ちは
感情の好転反応やから、あがいたって仕方ない。
毒出しの症状を最小限にとどめるために、
周囲に協力や理解を得るコミュニケーションを取るとか、
ある程度悲しみ方にルールを作って悲しんでみるとか、どうでしょう?

ペットの月命日には仕事や家族も忘れて思いっきり泣く、
1冊のノートにペットに宛てたメッセージを書いて、ありがとうで締めくくる。
2年は飼わないと決めてその後は新しい動物を迎え入れる事を検討するetc。

ちょうど先日、フォスター犬ジンジャーに里親さんが見つかったのですが、
この飼い主さんも去年13歳の愛犬を亡くして、
「1年は新しい犬を飼わない」と決めていらっしゃったそうです。
で、1年が過ぎた時に心機一転で里親募集サイトを見るようになり、
同じ犬種の、同じ柄の、同じ境遇のジンジャーを見つけられました。

こじつけに聞こえるかもしれないけど里親さん曰く、
前の犬の名前とジンジャーの名前をひっつけると、
また一つの単語になり、
それが里親さんが販売する商品名と同じだったことで
強く運命を感じたとか。


新しい飼い主さんとジンジャー。
飼い主さんは蜂蜜を製造されていまーす。


レスキューをしてるとこう言う不思議な経験や話を良く聞きます。

カヤが亡くなった時は家族が揃うのを待って静かに息を引き取ったし、
フォスターの犬や猫の中には、
亡くなった動物に導かれて家に来たような子もいます。


愛犬を亡くした知人は「もうペットは飼わない」って言っていたのに、
数ヶ月後に訪ねると新しい犬を飼ってるんですよね。
「どうしたの?」って聞いたら愛犬の亡くなった月命日に
家の前で座り込んでいたとかで、
思わず愛犬の名前を呼んだら
足下を通って家の中へ入ってったそうです。

それ以外にもペットの生まれ変わりや人工呼吸で生き返った金魚とか、
安楽死をしないでと訴えて13歳まで生きた脳死の猫とか、
また機会があれば紹介したい不思議なお話があります(#'◡'#) 

次のペットを迎え入れるタイミングってすごく難しいんですが、
そういう自分で決めれない事はもうあれこれ考えずに手離して
成り行きに任せるのが良いように思います。

新しい子は代わりにもならないし、亡くした子を忘れる事でもないし。
そう言う大切な事は気持ちが安定していないときに決めても、
あまり上手く事が運ばないように思います。
きっと時期が来たらくなったペットが自然と新しい子を紹介してくれます。

その時は飼い主ご自身にしかわからないようなサインがあるように思います。

そしてペットロスから立ち直れない方に
ウチの経験からぜひ検討して頂きたいのは、

フォスターや動物シェルターなどでのボランティアです。

やはり究極の浄化は利他的に生きる事=ボランティアなんですよね。
ペットロスだけじゃなく過去のカルマや先祖供養なんかにも、よく効きます。
これは動物に関わるボランティアじゃなくても
自分の気持ちが惹かれる奉仕活動で良いと思います。

ウチなんて叩けばホコリが出るどころか、
ホコリそのものみたいな存在なんですが、
動物のために生きたいと思うようになってから、
自然と導かれてるなーって思う事がよくあります。

もちろん21名(具体的やな)への謝罪や後悔は消えないけど、
その気持ちを背負ってもレスキューなら
意気揚々と前進することが出来る気がするんですよね。
贖罪とはまた違うんです、もっと優しくて愛に満ちていると言うか。

動物ボランティアを通じて動物たちとの出会いが増えると、
動物たちからの感謝や愛を彼らの目や仕草から必ず感じます。
その気持ちにこっちが癒されて、
ほかの人や物事にも感謝や感動が止まらなくなるんですよね。
お饅頭が二つあれば迷わず大きい方に手を伸ばすウチでも、
レスキューをしてるときは、
心の洗濯がすごく早まる気がします、すごいな愛って!
なのでペットロスや過去の清算にも絶対効くと太鼓判です!(爆)

やっぱりペットとして人のそばに生まれてくる動物は、
もともと気持ちも人に近いんですが、
人と一緒に暮らした子はさらに感性が高くなって、
亡くなってからも飼い主さんの気持ちに共鳴できるのやと思います。
それぐらい深い絆を生きてる間に一緒に築いたんです、
体がなくても心で繋がれるようになったから、天国に帰ったのやと思います。


亡くなってからも必ずそばにいます、必ず戻ってきます。

ペットたちは今も飼い主さんの悲しみや葛藤も全部一緒に感じて、
そして飼い主さんが新しい一歩を踏み出す日を待ってるのやと思います。
前進しないとお楽しみの再会も延期されたまんまですし。

「本当にとても楽しかった、本当にたくさんありがとう」

今は聞こえなくても、動物たちからの愛が、
飼い主さんの周りにはいつもあふれているように思います。





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Dear Paws

Author:Dear Paws
ライター&イエーな主婦
米国メリーランド州在住&地元のアニマルレスキューとシェルターで収容動物の保護&一時預かり&しつけ直しのほか、地域猫の取り組みetc。USAアニマル事情を勉強中っちゃ☆HSUS認定のEMERGENCY ANIMAL SHELTERING TRAINING(災害時動物支援&救援トレーニング)修了(2009年)。米国動物福祉NPO団体「Sunshine Smile」創立(2010年)。メリーランド神奈川県姉妹州委員会動物福祉コミッティ委員長(2013年)。申し訳ありませんが記事や写真の転写&転載はお断りしています。リンクはフリーです☆

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