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アメリカのシェルターレポート、その1(動物収容施設/保健所)

【追記】
過去記事の写真が消えてしまいました。
SUNSHINESMILEで作成したビデオを貼っておきます。
念のため写真のない元記事も残しておきます。
(2020年7月)


・・・元記事・・・

旧ブログからの転写ですー☆

アメリカのシェルター(保健所)には、
日本と同じように殺処分を行うシェルターと
譲渡を中心とした殺処分をなるべく行わない
ローキルシェルターの二種類があります。


※日本ではアメリカは殺処分を全く行わないノーキルが
たくさんあるように思われている節がありますが、
完全に殺処分をしていない施設は
アメリカでも数えるほどしかありません。
またアニマルポリスも
全米で数か所の都市にしかありません。

・・・・・・・

キラーシェルターはアニマルコントロールと呼ばれる
州立の機関であることが多く、
動物の収容以外にも
野生動物の死骸の駆除や
動物の障害事件、苦情などを受け付けています。

キラーシェルターに連れてこられる
動物たちの事情は様々で
迷子になった子、虐待から保護された動物、
飼い主の持ち込み、
通報など様々なケースが挙げれます。

ノー&ローキラーシェルに比べハイキラーは
古くて殺伐としている雰囲気で、
薄暗い檻には犬や猫が収容されていて、
いつも強い消毒液の臭いがします。




その雰囲気が苦手でいつも足を運ぶと
どんよりした気分で帰ることになるんですが、
他州のシェルターでボランティアをしていた知人曰く、
ボルチモアのキラーシェルは
比較的状態が良いほうで、
他州のハイキラーは屋根がなく、
ひとつの檻に複数の犬を収容し、
雨風に野ざらしになってるところも多いそうです

キラーシェルターでは、
動物たちに提供できる檻が限られているので、
収容された動物たちは
すぐに殺処分の待機状態になります。

ガス処置機

アメリカでは、
「ガスによる安楽死は動物に苦痛を与える」
と近年減少傾向にありますが、
収容数&処分数の多いキラーシェルターでは
依然ガスによる殺処分がメジャーです


(アメリカのアニマルレスキュー事情は
場所や自治体によって状況が様々で、
収容動物はすべて殺処分を前提。
譲渡に力を入れていないシェルターや
&収容中に餌も与えない施設も多くあると聞きます。
以下、ボルチモアでのレポートになります)

比較的アニマルレスキューが進んでるボルチモアでは、
ハイキラーシェルターのスタッフや
常駐のボランティアが、
動物に適性検査を受けさせた後、
(攻撃性や病気、癖など)
地元のノー&ローキラーシェルターや
アニマルレスキューグループ(愛護団体)と
連絡を取り合い、
殺処分の前に
ローキラーシェルターや
レスキューが抱える一時預かりの家庭(フォスターホーム)に
保護されることが多いです


MDSPCAの移送用バン。
イベントの時には収容動物の展示カーに早変わりします!


また直接シェルターに動物を探しに来た人にも、
犬の性格や犬種の特徴などを説明したり、
譲渡後も相談の窓口が設けられています

ボルチモアのキラーシェルターのスタッフは
みんな動物が大好きで、
どうにかすべての動物を生かそうと、
様々な努力がされています


それでも収容数に檻の数が追いつかなかったり、
人の扱い間違いで矯正できない習性をもった子は
自分たちの手で殺処分しなければなりません。

「せめて彼らの最後の時くらいは人のそばで」

キラーシェルターのスタッフは涙を浮かべて言います。

毎年、アメリカでは6~800万匹の動物が
ハイキラーシェルに収容される中で、
約半数が新しい家に譲渡されています。

(日本は収容される動物はアメリカの1/20ですが
殺処分率は96%です)

狂犬病の発生国でもあるアメリカも
数十年前までは日本と同じ、
殺処分ありきのシェルターがメインでした。

でもまだまだ、死んでる。



アメリカの動物事情も、
まだまだ、まだまだ
!!
次回はローキルシェルターに続きます~☆

「おまけ」

日本では個人情報だうんぬんかんうんで、
保健所の収容動物の情報がなかなか公開されませんが、
アメリカでは全米のシェルターを網羅できるサイトが
たくさんあります。

●ボルチモアのキラーシェルター
Baltimore Animal Control
●シェルターにいる動物をネットで探す
Pet Harbor
●ハイキラーシェルターにいる犬をネットで探す
Dogs in Danger
●シェルターやレスキューからあらゆる動物をネットで探す
Pet Finder
The save the pet show
PETS911

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プロフィール

Dear Paws

Author:Dear Paws
ライター&イエーな主婦&大学生
米国メリーランド州ボルチモア在住。シェルター(保健所)収容動物の引き取り&スラム街でのTNR(地域猫)活動など、アメリカで犬猫レスキュー活動中☆HSUS認定のEMERGENCY ANIMAL SHELTERING TRAINING(災害時動物支援&救援トレーニング)修了(2009年)。米国動物福祉NPO団体「Sunshine Smile」創立(2010年)。メリーランド神奈川県姉妹州委員会動物福祉コミッティ委員長(2013年)。記事や写真の転写&転載はお断りしています。リンクはフリーです☆

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ひなた

名:ひなた(犬)女の子.享年15-18歳
シェパード&チャウなどイロイロMIX。
08年、WV州で保護され我が家にやってきた野良ワン。食べる時以外はほとんど座布団化してる究極の寝犬。見た目のわりに気が小さく、生後3か月のフォスター猫にも先住犬のポジションを奪われる。モーレツな肉球臭を発生中! 2018年8月逝去。

きんぎょ

名:きんぎょ(猫)女の子。推定11歳
キジトラ猫.08年11月、地域猫から我が家のネコに。納豆、こんにゃく、海草、蕎麦etc. が好きなベジタリアン猫で、洗面台で洗顔したり、二足立ちや「お座り」と不思議な技を次々と披露。 なかなかの猫格者(人格者)で、フォスター動物が一番信頼する存在。でもフォスター犬に襲われて以来、犬に対して攻撃的な態度を 見せることも。

KAYA

名:KAYA(犬)女の子。享年13歳
ラブ&シェパMIX.13年8月より最長記録で預かっているフォスター犬。飼育放棄で我が家へ来て、20キロ近いダイエットに成功。持病のほかに、人に慣れない、ほかの犬を襲うなど紆余曲折ありましたが、すっかり家族の一員。家族への愛情が誰よりも強い、優しい子。2015年10月、脾臓癌で急逝。

そぼろ

名:SOBORO(猫)女の子。推定5歳
サビ猫.15年09月、甘えん坊ですが反射で強く噛むため、なかなか良縁に恵まれず、地域猫&フォスター猫から我が家のネコに。でもどんな苦境でもシャーしない、ご機嫌ニャンコ。おめめがいつでもキラキラ~☆

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