神奈川県の動物保護センター(平塚)見学
- 2016-12/06 (Tue)
- メリーランド神奈川姉妹州委員会、動物福祉コミッティ
9月の一時帰国の際に、
小川くにこ県議会議員、姉妹州委員会委員長と三人で
神奈川県の平塚市にある動物保護センターに行きました。


3人とも動物大好き、見学を楽しみにしていました
神奈川県の横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市及び藤沢市など
人口の多い大きな市街地は管轄外なのですが、
このセンターでの犬猫の殺処分数は2014年からゼロを更新しているそうです!


今は動いていないガスによる殺処分の機械
お産が多い猫の殺処分までゼロとはすごいですね!
アメリカではなかなか見ない光景でしたが、
1972年に開設された当時、センターは殺処分業務が大前提の施設でした。
そのため、犬たちはひとつの大きな部屋に複数匹で過ごしていました。

そして殺処分ありきの名残で現在も犬舎には、
窓や空調設備がないんです。
この日は暑かったのですが、犬たちは扇風機で涼んでいました。


猫たちの部屋は空調がきいて、快適そうにお昼寝してました
老犬や病気の犬、犬種によっても暑さ寒さが苦手な犬がいます。
病気の子には別の場所があるそうですが、
体調の変化が激しい老いた子にとっては、厳しい季節もあるそうです。
古い施設なので条件が限られたり、不自由もたくさんあるのに、
職員さんたちは動物たちの環境を少しでも良くしようと、
最大限以上のことをされているように感じました。
収容される犬猫が快適に過ごせるためにも
新しいセンターの建設が順調に進みますよう、願います☆
※現在センターでは建て替えのための寄付を募集されています
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532971/


古い施設ですが職員さんの暖かい愛情であふれていました
犬猫の部屋や医務室のほかにセンター敷地内には、
ドッグランや犬猫たちと触れ合える場所や慰霊塔もあり、
いたるところで職員さんの殺処分ゼロへの情熱、
そして犬猫の幸せを願う気持ちを強く感じました。


犬猫たちと同じように慰霊塔も丁寧に管理されてました
職員さんのお話を伺っていると殺処分ゼロを維持するために
たくさんのボランティアさんや動物愛護団体さんに支えられているそう。
犬猫の引き出しやグルーミング、譲渡会のボランティアなどのほかに、
問題行動の目立つ犬たちも、
ボランティアさんが引き取っていらっしゃるとのこと。
(アメリカでは犬の殺傷事件も起こりますが、
今のところこのセンターには
大きな危害を及ぼすような犬は収容されていないそうです)
2年前、ウチが所属していた犬レスキューは
シェルターの殺処分ゼロを支えるためにつぶれてしまいました。
※殺処分ゼロの落とし穴
http://dearpaws.blog.fc2.com/blog-entry-363.html
日本は終生飼育の確立が法律で決まってしまったので、
今後、ボランティアさんや飼い主さんや動物たちの負担が増えて、
同じようなことが起こらないか。
これは平塚のセンターに限ったことではないのですが、
殺処分ゼロを歩み始めた日本でそのことが心配になりました。
※動物を守るための法律が
http://dearpaws.blog.fc2.com/blog-entry-471.html
それでは次回は、終生飼育の法律と同時に
進めるべき課題について書いていきたいと思いまーす。
小川くにこ県議会議員、姉妹州委員会委員長と三人で
神奈川県の平塚市にある動物保護センターに行きました。




神奈川県の横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市及び藤沢市など
人口の多い大きな市街地は管轄外なのですが、
このセンターでの犬猫の殺処分数は2014年からゼロを更新しているそうです!




お産が多い猫の殺処分までゼロとはすごいですね!
アメリカではなかなか見ない光景でしたが、
1972年に開設された当時、センターは殺処分業務が大前提の施設でした。
そのため、犬たちはひとつの大きな部屋に複数匹で過ごしていました。


そして殺処分ありきの名残で現在も犬舎には、
窓や空調設備がないんです。
この日は暑かったのですが、犬たちは扇風機で涼んでいました。




老犬や病気の犬、犬種によっても暑さ寒さが苦手な犬がいます。
病気の子には別の場所があるそうですが、
体調の変化が激しい老いた子にとっては、厳しい季節もあるそうです。
古い施設なので条件が限られたり、不自由もたくさんあるのに、
職員さんたちは動物たちの環境を少しでも良くしようと、
最大限以上のことをされているように感じました。
収容される犬猫が快適に過ごせるためにも
新しいセンターの建設が順調に進みますよう、願います☆
※現在センターでは建て替えのための寄付を募集されています
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532971/




犬猫の部屋や医務室のほかにセンター敷地内には、
ドッグランや犬猫たちと触れ合える場所や慰霊塔もあり、
いたるところで職員さんの殺処分ゼロへの情熱、
そして犬猫の幸せを願う気持ちを強く感じました。




職員さんのお話を伺っていると殺処分ゼロを維持するために
たくさんのボランティアさんや動物愛護団体さんに支えられているそう。
犬猫の引き出しやグルーミング、譲渡会のボランティアなどのほかに、
問題行動の目立つ犬たちも、
ボランティアさんが引き取っていらっしゃるとのこと。
(アメリカでは犬の殺傷事件も起こりますが、
今のところこのセンターには
大きな危害を及ぼすような犬は収容されていないそうです)
2年前、ウチが所属していた犬レスキューは
シェルターの殺処分ゼロを支えるためにつぶれてしまいました。
※殺処分ゼロの落とし穴
http://dearpaws.blog.fc2.com/blog-entry-363.html
日本は終生飼育の確立が法律で決まってしまったので、
今後、ボランティアさんや飼い主さんや動物たちの負担が増えて、
同じようなことが起こらないか。
これは平塚のセンターに限ったことではないのですが、
殺処分ゼロを歩み始めた日本でそのことが心配になりました。
※動物を守るための法律が
http://dearpaws.blog.fc2.com/blog-entry-471.html
それでは次回は、終生飼育の法律と同時に
進めるべき課題について書いていきたいと思いまーす。
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