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老犬介護。自然死と安楽死

自力で排尿が出来なくなってから、
ひなたの老化が日に日に進んでるように感じています。

朝まで出来ていたことが、
数時間後に突然出来なくなったり、
今までになかった症状が出るようになったり、
なにかが突然はじまる毎日です!?

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庭で夫に体を流してもらっているひなた

痴呆でせん妄がひどくなり、
昼夜逆転しないよう、
寝させている場所を変えて気分転換させたり、
お散歩やマッサージ、日光浴で
出来るだけ昼間起こすようにしています。

あと脳腫瘍なのか前庭障害かもしれないけど、
体が左、左へ傾くように。
寝る時も左のほうに丸まろうとします。

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体にバスタオルを巻いて置いておかないと、
無理矢理にでも体をねじって丸まろうとします。


食事もつい2日前まで普通に食べていたのに、突然いらないと。

口の中が痛いわけではなく、
飲み込む力がなくなってきているそうで
固形物やウェットフードも飲み込めなくなりました。

あんなにムシャムシャ食べていたのに、
今はゆるーいとろみの流動食を作って与えたり、
犬用の栄養ミルクやスイカの絞り汁、ポカリスエットを与えています。

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シリンジで口の横から流し込みます.
(中身はスイカジュースです)

毛がふかふかなのでパッと見わからないけど、
食事量が減ってみるみる痩せました。
触るとお尻と腰骨がごつごつと当たります。

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床ずれクッションをお古の腹巻で手作りしました。
輪の真ん中に出てきた骨がくるようにして、
ひなたの下に敷いて使います。


骨ばって来てからは2時間ごとに寝返りを打たせたり、
床ずれ防止のクッションを使っていることもあり、
床ずれは今のところ防げている様子です。

でも右の唇が痩せて落ちてくるようになり、
その唇に下の犬歯が突き刺さって穴が開いてしまいました。


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 痛々しい画像の代わりに、
きんぎょ&そぼろの写真を載せておきます。


ひなたには麻酔は出来ないしと言うことで、
病院で軟膏をもらって塗っています。

今お世話になっている獣医さんは、
日本とアメリカの死生観の違いや、
日本では老いたペットを介護するのは一般的なことを重々理解し、
ひなたの介護をすごくサポートしてもらっていますが、
先日食欲が落ちた時に「そろそろ安楽死も考えて・・・」と言われてしまいました。

獣医さんによるとアメリカでペットの自然死を選ぶ飼い主さんは
10%にも満たないそうです。

アメリカは共働きで時間がないとか、
ペットの医療費がバカ高いとか
あとペットの生活の質が下がったら幸せじゃないとか、
年老いていく様子や死に際を見るのが辛いとか、
様々な理由で安楽死を選ぶ飼い主さんが多いんですよね。

ひなたが寝たきりになって
ストローラーでお散歩に行くようになってから、
近所の犬仲間さんやレスキューの人からも
「もう死なせてあげないとかわいそう!」って言われるようになってきて、
ここ数ヶ月は「あなたってひどい飼い主ね」と言われたことも何度かあり、
ちょっとアメリカで老犬介護は肩身の狭い行為なんやなと思います。

(仲いい友人に言われた訳じゃないんで、ぜんぜん気にならないけど)

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夏使用のストローラー。扇風機をつけました。

自然死か安楽死。

どちらがペットにとって最善かは状況で違うし、
ウチもひなたに対して自然死を選んだわけではないんです。

でもひなたは出来ることが少なくなってきたけど、
体のどこにも痛みはないし、
ストローラーに乗るのも楽しみにしているし、
流動食もグビグビ飲むしで、
まだまだ生命力を感じるんですよね、明日を生きるに充分な。

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カスタードクリームを作ってやりました。
新たに生きる喜びを見つけた模様。


どーして欲しいのかひなたに聞けたら一番いいのやけど、
言葉を持たず、その判断を飼い主に委ねてくれるのも
犬が教えてくれていること、人生での学びなのかなと思います。

今週のレスキュー予定を終えたら、
レスキューパートナーが3週間ほどフロリダに行ってしまうし、
ひなたも2時間に1度は寝返りと水分補給が必要なので、
8月までレスキュー活動をお休みして、
ひなたとのんびり過ごそうと思います。

その間、夏休みの日記みたいに
ひなたとの毎日をブログに記録していきたいと思ってます。
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プロフィール

Dear Paws

Author:Dear Paws
ライター&イエーな主婦&大学生
米国メリーランド州ボルチモア在住。シェルター(保健所)収容動物の引き取り&スラム街でのTNR(地域猫)活動など、アメリカで犬猫レスキュー活動中☆HSUS認定のEMERGENCY ANIMAL SHELTERING TRAINING(災害時動物支援&救援トレーニング)修了(2009年)。米国動物福祉NPO団体「Sunshine Smile」創立(2010年)。メリーランド神奈川県姉妹州委員会動物福祉コミッティ委員長(2013年)。記事や写真の転写&転載はお断りしています。リンクはフリーです☆

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ひなた

名:ひなた(犬)女の子.享年15-18歳
シェパード&チャウなどイロイロMIX。
08年、WV州で保護され我が家にやってきた野良ワン。食べる時以外はほとんど座布団化してる究極の寝犬。見た目のわりに気が小さく、生後3か月のフォスター猫にも先住犬のポジションを奪われる。モーレツな肉球臭を発生中! 2018年8月逝去。

きんぎょ

名:きんぎょ(猫)女の子。推定11歳
キジトラ猫.08年11月、地域猫から我が家のネコに。納豆、こんにゃく、海草、蕎麦etc. が好きなベジタリアン猫で、洗面台で洗顔したり、二足立ちや「お座り」と不思議な技を次々と披露。 なかなかの猫格者(人格者)で、フォスター動物が一番信頼する存在。でもフォスター犬に襲われて以来、犬に対して攻撃的な態度を 見せることも。

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名:KAYA(犬)女の子。享年13歳
ラブ&シェパMIX.13年8月より最長記録で預かっているフォスター犬。飼育放棄で我が家へ来て、20キロ近いダイエットに成功。持病のほかに、人に慣れない、ほかの犬を襲うなど紆余曲折ありましたが、すっかり家族の一員。家族への愛情が誰よりも強い、優しい子。2015年10月、脾臓癌で急逝。

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サビ猫.15年09月、甘えん坊ですが反射で強く噛むため、なかなか良縁に恵まれず、地域猫&フォスター猫から我が家のネコに。でもどんな苦境でもシャーしない、ご機嫌ニャンコ。おめめがいつでもキラキラ~☆

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