SNSで保護&里親さんを見つけたフォスター犬。
- 2019-05/16 (Thu)
- Foster Dogs&Cats
外猫やTNRの報告で紹介が遅れました、
新しいフォスターわんこです。

スター・5歳・男の子
我が家に来てまもなく1か月ですかね。
保護当時のスターは、
ブドウ球菌に感染したか自己免疫疾患で、
顔がかさぶたで覆われていて、視力も失っていました。
【注意:ちょっと痛々しい写真が掲載されています】

ウチもちょうど猫からもらった皮膚病の治療中で、
スターを引き取ってほしいと言われた時はちょっとした
真菌感(親近感)

スターはアニマルコントロール(動物管理局。以下AC)が
飼い主さんに飼育能力がないと判断して保護した犬で、
それまでいろいろな経緯がありました。
テキサス州から来たスターは
5年前にシェルターから里親にもらわれたあと、
ずっと庭で外飼育されている犬でした。
今年に入って近所の方がスターを見かけた時、
スターの顔は真っ黒なカサブタで覆われ、
目が見えずに庭でフラフラしていたそうです。


我が家に来た日のスター。
目は弱視のままですが顔の状態は良くなってます。
それでこのご近所さんは管轄のACに
飼い主さんに手当てをするように指導するか
犬を保護してほしいと何度も連絡をしたのですが、
ACがスターを見に来る様子はありませんでした。
州ごとに動物愛護法や取り組みに格差があるアメリカで、
動物福祉ランキングでも最下位常連のテキサス州では、
ACのこのような対応も決して珍しくありません。
※参考:動物福祉を根っこから変えるのに必要なこと
飼い主に顔を焼かれたと思ったご近所さんは
「ACが動いてくれないなら」とスターの写真を
SNSに載せたところ大拡散!

結果、腰の重いACも動きましたが
飼い主さんへのバッシングも全米から届きました。
でもその後読んだACの報告書によると、
飼い主さんは故意にスターにやけどを負わせておらず、
「外飼育なので犬が焚火に顔を突っ込んだのかも知れない」と。
気が付いたら顔がただれていて
自分のお風呂上がりの保湿クリームを塗ってケアもしていたことが、
記録として残っていました。
SNSで「犬にやけどを負わせた」と非難を受けた飼い主さんは、
自宅も特定されたためにスターをACに譲りました。
その後、テキサス州のレスキュー団体を経由して
ウチに来ることになったスター、
顔も痛々しかったけど、
伸びて食い込んでる爪もありました。


ここまで爪が伸びると中の神経も長くなっているので、
あらかた病院で切ってもらって、
グラインダーで少しずつ短くしていきます。
病院に連れて行ってわかったのですが、
爪や顔の炎症以外に、
ノミ&ダニ、ぎょう虫、フィラリア陽性で治療が必要になりました。
結局SNSで非難の焦点になっていた「やけど」は
時間がたちすぎていて真意はわからないまま。
でもスターは虐待されていた犬が良く見せるように、
社会化不足や人や手を怖がったり、
栄養失調と言うかんじではなかったので、
虐待はなかったんじゃないかなと思ってます。
(間違ってはいたけど保湿クリームも塗られてましたし)


痛い治療中も辛抱強く大人しくしています
スターの飼い主さんはもともと移民で、
犬の飼育も母国スタイルのまま。
悪いことをしているなんてこれっぽっちも思わずに、
スターを我流で育てていました。
(以下、賛同されないことは承知ですが正直に書きます)
ウチも長いことスラム街で
ペットを捨てる人や適性飼育をしない人、
動物虐待をした人や、闘犬で犬猫を死なせた人と話してきましたが、
結局、悪いことをしている意識のない人は悪者ではないんです。
意識に悪がない人を批判するのは、無を相手にするのと同じで、
それなら怒りや批判をちょっと脇に置いて
ちゃんと話して、説明したほうが
よっぽど活動としても動物にとっても建設的なんじゃないかなと思っています。
正義や良心からの行動でも相手を追い詰めたり拒否すると、
結局、暴力ってエネルギーは循環して、
違う形や人を介して動物に戻っていってしまうのではないかなと思います。
(ACののんびりすぎる対応や
詳しく書かないけど5年前にスターを譲渡したシェルターの
ずさんな記録の残し方は改善の余地ありと思っております)
スターの皮膚炎は結局時間がたちすぎていて
生検でもはっきりした理由はわかりませんが、
ぎょう虫とノミ&ダニは退治したし、顔もずいぶんと回復し、
SNSの騒動もすっかり落ち着きました。

SNSで拡散されなければスターは今も保護されてなかったかも知れないけど、
情報が間違ったまま瞬時に拡散されたり、
目の前にいない人に簡単に怒りをぶつけることができてしまう
SNSの特性はちょっと扱いがむつかしいなと思うことがあります。
でもSNSでちょっとした有名人になったスターは
すぐに譲渡希望者が現れて、里親さんがもう決まっています!
こう言うのってSNSの素敵なところやなと思います。
今回は州をまたいでの譲渡になりそうなので、
もう少し炎症が落ち着くのと、
フィラリアの治療のタイミングを見計らって
スターは新しいお家にもらわれていきますー☆
新しいフォスターわんこです。



我が家に来てまもなく1か月ですかね。
保護当時のスターは、
ブドウ球菌に感染したか自己免疫疾患で、
顔がかさぶたで覆われていて、視力も失っていました。
【注意:ちょっと痛々しい写真が掲載されています】


ウチもちょうど猫からもらった皮膚病の治療中で、
スターを引き取ってほしいと言われた時はちょっとした
真菌感(親近感)


スターはアニマルコントロール(動物管理局。以下AC)が
飼い主さんに飼育能力がないと判断して保護した犬で、
それまでいろいろな経緯がありました。
テキサス州から来たスターは
5年前にシェルターから里親にもらわれたあと、
ずっと庭で外飼育されている犬でした。
今年に入って近所の方がスターを見かけた時、
スターの顔は真っ黒なカサブタで覆われ、
目が見えずに庭でフラフラしていたそうです。




目は弱視のままですが顔の状態は良くなってます。
それでこのご近所さんは管轄のACに
飼い主さんに手当てをするように指導するか
犬を保護してほしいと何度も連絡をしたのですが、
ACがスターを見に来る様子はありませんでした。
州ごとに動物愛護法や取り組みに格差があるアメリカで、
動物福祉ランキングでも最下位常連のテキサス州では、
ACのこのような対応も決して珍しくありません。
※参考:動物福祉を根っこから変えるのに必要なこと
飼い主に顔を焼かれたと思ったご近所さんは
「ACが動いてくれないなら」とスターの写真を
SNSに載せたところ大拡散!


結果、腰の重いACも動きましたが
飼い主さんへのバッシングも全米から届きました。
でもその後読んだACの報告書によると、
飼い主さんは故意にスターにやけどを負わせておらず、
「外飼育なので犬が焚火に顔を突っ込んだのかも知れない」と。
気が付いたら顔がただれていて
自分のお風呂上がりの保湿クリームを塗ってケアもしていたことが、
記録として残っていました。

SNSで「犬にやけどを負わせた」と非難を受けた飼い主さんは、
自宅も特定されたためにスターをACに譲りました。
その後、テキサス州のレスキュー団体を経由して
ウチに来ることになったスター、
顔も痛々しかったけど、
伸びて食い込んでる爪もありました。




あらかた病院で切ってもらって、
グラインダーで少しずつ短くしていきます。
病院に連れて行ってわかったのですが、
爪や顔の炎症以外に、
ノミ&ダニ、ぎょう虫、フィラリア陽性で治療が必要になりました。
結局SNSで非難の焦点になっていた「やけど」は
時間がたちすぎていて真意はわからないまま。
でもスターは虐待されていた犬が良く見せるように、
社会化不足や人や手を怖がったり、
栄養失調と言うかんじではなかったので、
虐待はなかったんじゃないかなと思ってます。
(間違ってはいたけど保湿クリームも塗られてましたし)




スターの飼い主さんはもともと移民で、
犬の飼育も母国スタイルのまま。
悪いことをしているなんてこれっぽっちも思わずに、
スターを我流で育てていました。
(以下、賛同されないことは承知ですが正直に書きます)
ウチも長いことスラム街で
ペットを捨てる人や適性飼育をしない人、
動物虐待をした人や、闘犬で犬猫を死なせた人と話してきましたが、
結局、悪いことをしている意識のない人は悪者ではないんです。
意識に悪がない人を批判するのは、無を相手にするのと同じで、
それなら怒りや批判をちょっと脇に置いて
ちゃんと話して、説明したほうが
よっぽど活動としても動物にとっても建設的なんじゃないかなと思っています。
正義や良心からの行動でも相手を追い詰めたり拒否すると、
結局、暴力ってエネルギーは循環して、
違う形や人を介して動物に戻っていってしまうのではないかなと思います。
(ACののんびりすぎる対応や
詳しく書かないけど5年前にスターを譲渡したシェルターの
ずさんな記録の残し方は改善の余地ありと思っております)
スターの皮膚炎は結局時間がたちすぎていて
生検でもはっきりした理由はわかりませんが、
ぎょう虫とノミ&ダニは退治したし、顔もずいぶんと回復し、
SNSの騒動もすっかり落ち着きました。


SNSで拡散されなければスターは今も保護されてなかったかも知れないけど、
情報が間違ったまま瞬時に拡散されたり、
目の前にいない人に簡単に怒りをぶつけることができてしまう
SNSの特性はちょっと扱いがむつかしいなと思うことがあります。
でもSNSでちょっとした有名人になったスターは
すぐに譲渡希望者が現れて、里親さんがもう決まっています!
こう言うのってSNSの素敵なところやなと思います。
今回は州をまたいでの譲渡になりそうなので、
もう少し炎症が落ち着くのと、
フィラリアの治療のタイミングを見計らって
スターは新しいお家にもらわれていきますー☆
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